こんにちは暮らしと事業の「サポーター」高村行政書士事務所&ハーモニーです

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交通事故の保険

十分な賠償資力を(自賠責保険だけでは足りません。任意保険が必要です)

誤って人をはねて死亡させてしまったり、重い後遺障害を負わせてしまった場合、加害者は億単位の損害賠償額を請求されることもあります。また、人にケガを負わせなくても、他人のものを壊してしまった場合には損害賠償責任が発生します。しかも、最近では、その損害賠償額は高額化しています。



対人事故

認定総損害額判決年月日被害者性年齢被害者職業被害態様
3億8,281万円2005年5月17日男性 29歳会社員後遺障害
3億5,978万円2004年6月29日男性 25歳大学研究科在籍後遺障害
3億3,531万円2004年12月21日男性 32歳銀行員後遺障害



対物事故

認定総損害額判決年月日被害物件
2億6,135万円1994年7月19日積荷(呉服・洋服・毛皮)
1億3,580万円1996年7月17日店舗(パチンコ店)
1億2,036万円1980年7月18日電車・線路・家屋

(注1)上記判決例は、判決例掲載誌に掲載されている事例を対象としている。
(注2)認定総損害額とは、被害者の損害額(弁護士費用を含む。)をいい、被害者の過失相殺相当額あるいは自賠責保険等で支払われた金額を控除する前の金額である。
(注3)認定総損害額は、千円以下切り捨てである。



交通事故の保険には、いくつかの種類があります。

一般的に強制保険といわれる自賠責保険、任意保険といわれる自動車保険
この違いを次の項目でご覧下さい。


自賠責保険(強制保険)

補償内容

 

・交通事故で他人を死亡させてしまった。

・交通事故で他人にケガを負わせてしまった。

払われる保険金の限度額

死亡3,000万円
ケガ120万円
後遺障害後遺障害の程度に応じた等級によって75万円~4,000万円※

※神経系統・精神・胸腹部臓器に著しい障害を残して介護が必要な場合
 常時介護:4,000万円(第1級)、随時介護:3,000万円(第2級)
※上記以外の後遺障害
 3,000万円(第1級)~75万円(第14級)

自賠責保険の細部は、次のページへ➩




自動車保険(任意保険)

リスクと補償内容

自賠責保険の補償内容は、自動車事故に遭った他人(被害者)の人身損害のみに限定されています。また、補償額は死亡事故で最高3,000万円となっており、これを超える損害は補償されません。このように自賠責保険の補償には、対象範囲も金額も共に限度がありますが、自動車の運転には、様々なリスク(危険)が存在しています。そこで、自動車を取り巻くリスクについて説明します。


相手への賠償

          対人賠償保険                          対物賠償保険
                                         
自動車事故により、他人を死亡させたり、ケガを負わせて            自動車事故により、他人の自動車や建物などの財物に
法律上の損害賠償責任が生じた場合に、自賠責保険の             与えた損害に対して、法律上の損害賠償責任を負った
補償額を超える部分に対し保険金が支払われます。               場合に保険金が支払われます。


 

示談代行サービス

  

      

保険商品によっては、示談代行サービスがついている保険商品もあります。
示談代行サービスとは、被害者との示談交渉を保険会社が代行して行うサービスです。


 

自分のケガの補償

                    人身傷害補償保険                                                

                                                                 
             自動車事故により、死亡したり、ケガをしたときに、自分の過失部分を含めて、      
             自分の契約している損害保険会社から損害額の全額が支払われます。
           
  

      自損事故保険  
           
  自賠責保険では補償されない運転者自身の自損事故(運転ミスによる電柱への衝突など)で、運転者などが死亡したり、ケガをしたときに保険金が支払われます。

               
      搭乗者傷害保険                            無保険車傷害保険
                                         
 運転者や同乗者など、自動車に搭乗中の人が事故によって死亡したり、          対人賠償保険を契約していないなど、賠償資力が十分でない他の自動車
 ケガを負ったときに保険金が支払われます。                           に衝突されて、運転者や同乗者が死亡または後遺障害になったときに保
                                                      が支払われます。

車の補償

 
                         車両保険
                           
    

偶然な事故により、自動車が損害を受けた場合に保険金が支払われます。一般的な車両保険と、補償範囲を限定して保険料を抑えたタイプの車両保険があります。



一般的な車両保険        車対車+A
         (商品名)
           エコノミータイプ
衝突
        ○
※相手自動車およびその運転者または所有者が確認された場合のみ補償

           ○
※相手自動車およびその運転者 または所有者が確認された場合のみ補償

火災・爆発

台風・洪水・高潮

盗難

自損事故


あて逃げ




無事故割引・事故割増

自動車保険では、保険期間(保険の契約期間)中の事故の有無に応じて契約者の等級がアップ・ダウンし、それに応じて翌年の契約保険料が増減するという、「等級別料率制度」が採用されています。事故を起こさないことが保険料の割引という形で契約者のメリットになりますので、安全運転を常に心がけたいものです。「等級別料率制度」のしくみは、損害保険会社により多様化していますので、詳細につきましては、損害保険会社または代理店にお問合せ下さい。


運転者の年齢で契約条件を選ぶ

自動車保険を契約するときに、運転者の年齢を制限した条件付で契約することにより、保険料が割引となる制度があります。ただし、運転者年齢条件で割引をつけた契約では、例えば、26歳未満不担保特約で契約している場合に23歳の人が運転して事故を起こしても、保険金は支払われませんので注意が必要です。


保険料の割引制度を利用

自動車保険では、次のような保険料割引制度を用意していますので、ご活用ください。


運転者家族限定割引

自動車の運転者を家族に限定することで、保険料が割引となる制度です。ただし、この割引制度で契約している場合には、家族以外の人が運転して事故を起こしても保険金は支払われません。


安全装置割引

最近の自動車はいろいろな安全装置が取り付けられています。これらの安全装置が装備された自動車には、保険料が割引される制度があります。例えば、エアバッグが装備されていたり、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が装備されている自動車などは、保険料が割引となります。


盗難防止装置割引

最近、自動車盗難が多発しています。イモビライザ(電子式移動ロック装置)などの盗難防止装置が装着された自動車には、車両保険の保険料が割引となる制度があります。


示談交渉サービス、付帯サービス

事故のときに本来の役割を発揮するのが自動車保険です。示談交渉サービスや事故時・故障時の付帯サービスまで含めて補償を厚くしておくことも大切なことです。

契約更改はお忘れなく

保険料の割増・割引のある任意の自動車保険では、満期日から一定期間内に契約更改の手続きを行わないとその割引を継承できなくなり、新たな契約と同じ扱いになってしまいます。更改の時期が迫ってきたら、忘れずに手続きをするように注意することが必要です。



一括払いとは

一括払いとは自賠責部分と任意部分をまとめて払うシステムです。すなわち被害者の請求に基づき、任意保険会社が損害保険額と自賠責保険金相当分を算定して賠償額を支払う。

自賠責保険金部分はあとから任意保険会社が自賠責保険会社に請求し、処理するのが一括払いです。